ふれあいJA広場
サツマイモ栽培と販売体験で子どもたちが地域住民と交流
- 山口県 JA山口県
- 2024年4月
JA山口県都濃(つの)支所と周南北西部営農センター、都濃農機センターは昨年11月、近隣の小学1、2年生と幼稚園の園児を対象にサツマイモ掘りを実施。同支店近くの圃場(ほじょう)で児童と園児63人が須々万(すすま)女性部と直売所出荷者サポーターの指導を受けながら収穫を楽しみました。
この取り組みは、組合員から休耕地の有効利用の相談を受けて今回初めておこなわれたもので、6月に小学生が地域住民と交流しながらイモづるを植えつけ。この植えつけ体験に参加した児童からは「イモづるの植え方を縦と横に変えるだけで、収穫時のサツマイモの大きさや数が変わるのにびっくりした」との反応がありました。
収穫の翌日には、同営農センターの秋祭りで小学生13人が子どもワークショップとして、「販売係」「チラシ配布係」「計量係」の3班に分かれてサツマイモを販売しました。みずからポスターを作成し、来場者に大きな声で呼びかけた子どもたち。約2時間で300キロのサツマイモを販売し、売上金は学校や幼稚園に寄付されました。
同JA都濃支所の高村尚史(こうむら・たかし)支所長は「地域の人と人をつなぐ活動をきっかけにして、未来の農業の発展と笑顔の絶えない地域にできたらよい」と話しています。
(小川直美)