造って食べて親子で感動 「手造りみそ」の味を満喫

　JA能美（のみ）女性部では食育活動として「みそ」をテーマに年2回、親子体験型教室をおこなっています。昨年は2月に親子「みそ造り」体験を実施してダイズ5升分、米麴5升分のみそを仕込み、食べごろとなる11月に「みそ料理」教室を開催しました。この「みそ料理」教室にはみそ造りを体験した2組の親子のほかに2組の親子が新たに加わり、12人が参加しました。
　献立は、JA能美特産の「加賀丸いも」入り豚汁、「ほめられ酢」を使ったみそドレッシングサラダ、「加賀丸いも」の磯部焼き、ごはんの4品です。調理の前に、参加者にみそ樽のふたを開けて見せると、「わあ〜」という感嘆の声が。カビ一つなく、きれいで見るからにおいしそうなみそができあがっていました。調理手順を説明したあと、子どもたちは野菜を切ったり、丸いもをすりおろしたりと、母親に見守られながら大活躍。すりおろした丸いもは豚汁の中に団子状にして入れたり、下味をつけて一口大サイズにし、フライパンに並べてのりを載せて焼いたりしました。
　料理ができあがる頃には地元産コシヒカリのごはんも炊き上がり、試食会です。「この豚汁はだしを使っていないのに、みその風味があってとてもおいしい」という声も聞かれたくらい、おいしいみそでした。ドレッシングもしかり。ほめられ酢との相性もよく、手作りドレッシングでもいい味を出していました。
　さらにみそは分配されて各自持ち帰り。みそ造り初体験の親子は「2月のみそ造り体験には、次はかならず参加します！」と笑顔で話してくれました。女性部では若い世代にこのような体験をどんどん提供していく予定です。
（JA能美女性部部長・東 美津子）