組合員協同セミナーで防災知識と危機管理を学ぶ

　JA兵庫南では、組合員と共に地域のことを考え、JA活動について理解を深めていただくことに取り組んでいます。その一環として毎年、「組合員協同セミナー」を開催。「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、「持続可能な農業」と「豊かで暮らしやすい地域社会」の実現をめざすことを目的に、2023年度は3月に開催しました。会場となった稲美町文化会館コスモホールには、約400人の組合員が参集。記念講演には大きな反響がありました。
　講師の一人、岡村眞さん（高知大学防災推進センター客員教授・高知大学名誉教授・理学博士）は、「近づく南海トラフの巨大地震・津波に備える」をテーマに、南海トラフ地震に備えて、防災知識・体力を身につけようと呼びかけました。また、長尾憲樹さん（兵庫大学健康科学部学部長・大学院看護学研究科・健康システム学科教授・医学博士／写真）は、「今こそ防災体力づくりをはじめましょう！」をテーマに、災害にたいする予備知識と危機管理について講演。度重なる自然災害の発生に関心が高まるなか、参加者からは「早急に徒歩での避難経路の確認をしなければ」「寝室に靴を置きます」など、学んだことを即実践しようとする声が多数寄せられました。
（佐藤大輔）