ふれあいJA広場
自産自消の「おうち栽培」でヘチマをフル活用
- 福井県 JA福井県
- 2024年5月
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JA福井県女性部の活動の一つに「おうち栽培」があります。これはみずから栽培した農産物を家庭で消費する自産自消の取り組みです。同女性部若狭支部上中(かみなか)地区では昨年5月、このおうち栽培の品目にヘチマを選び、みんなでプランターに苗を植えつけました。夏は暑さをしのぐグリーンカーテンに利用し、秋には収穫して食器洗いスポンジとして使おうというねらいです。
ヘチマは臭いイメージがありますが、つるのままで乾燥させれば臭いも水分もなく簡単に皮と種を取り除くことができます。食器洗いスポンジはマイクロプラスチックの主な原因の一つと言われていますが、ヘチマスポンジ利用ならプラスチックの削減にもつながり、カーボンニュートラルへの意識づけにもなります。
昨秋の収穫後には参加者から「ヘチマスポンジは油汚れにも強く、とてもよいので、近所にも配ったよ」と言う声が届くほど、ヘチマの「おうち栽培」は好評でした。女性部ではこれからも社会問題に目を向けた企画を取り入れていきます。
(田中礼子)
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