ふれあいJA広場
若い世代の発想でフードロス削減とバズる商品開発
- 三重県 JA伊勢
- 2024年7月
伊勢市にある皇學館大学では、キャンパスを飛び出し、地域課題の解決に学生らが取り組む「CLL(コミュニティー・ラーニング・ラボ)活動」を実施しています。その活動の一環で、JA伊勢ファンクラブみらいは昨年から学生らと共同で、JA伊勢管内産のイチゴ「かおり野」の規格外品の有効活用と“バズる”スイーツ作りを目的に商品の開発を始めました。約半年かけて開発会議や試作を実施。昨年12月には同JAのイベントで商品候補の試食会を開き、来場者らのアンケート結果から販売する商品を決定しました。
商品は「いちごづくしサンド」「ソース選べる! いちごスティック」「いちごホイップのスポンジケーキ」の3種。販売は3月に伊勢市小俣町の農産物直売所「サンファームおばた」でおこなうことに決まり、同JAが運営するSNSやポスターで事前のPRをして集客を募りました。
販売当日は、学生も店頭で来店者に商品の説明をしたり試食を勧めたりしながら3種200個弱を販売し、開店から1時間半で完売しました。この取り組みは今年度以降も継続し、学生と共に販路の拡大や価格の見直し、商品のブラッシュアップを進めていきます。
(松月菜生)