ふれあいJA広場
自分の手で米作りを 学校給食米田植え体験会
- 愛媛県 JAうま
- 2024年7月
四国中央市内の農業者をはじめ、市や県農業指導班、JAうまなどの農業関係者で構成する四国中央市地産地消推進委員会は4月、食農教育の一環として「学校給食米田植え体験会」を、同市土居町の則友祝幸さんが管理する圃場で開きました。20回目となる今回は、市内の小学生と保護者ら124人が参加しました。
体験を前に、委員会の会長を務めるJAうまの合田久組合長が挨拶。則友さんは「保護者の方もお子さんといっしょに田んぼに入ってもらい、昔を思い出しながら楽しんでいただきたい」と話しました。児童を代表して、妻鳥小学校6年の篠原諒成さんが「苗の分け方や植え方をよく聞いて上手に植えられるようにがんばります。また農業のたいへんさや食のたいせつさが少しでもわかることができればと思います」と関係者に挨拶しました。
JAの営農指導員から苗の植え方の説明を受けた後、一列に並んで田んぼに入り、指導員らに教わりながら、圃場の両端から渡したロープを目印に一本一本ていねいに苗を植えつけました。ぬかるみに足を取られて苦戦しながら、田んぼ独特の感触を味わった児童ら。「ぬるぬるしていて歩くのがたいへんだった」、「最初は難しく感じたけど上手に植えられたと思う。収穫が楽しみ」などと、児童は笑顔で話しました。
委員会では、8月に「学校給食米収穫祭」を計画。児童らが鎌を使った稲刈りなどを体験するほか、おにぎりパーティーで収穫したての新米を試食する予定です。
(大西由夏)