ふれあいJA広場
SDGsの達成に向けて、リンゴの梱包資材を変更
- 青森県 JAつがる弘前
- 2024年7月
JAつがる弘前は、燃油などの価格高騰を受け、コスト削減に向けて取り組んでいます。その一つとして、リンゴを出荷するさいの梱包資材に使用していた発泡スチロール製アイスボックスの代用品として、4月から防湿段ボールを使い始めました。防湿段ボールに切り替えることで約35%のコスト削減となり、アイスボックスに比べコンパクトなため、輸送効率が10%ほど向上します。
防湿段ボールは、リンゴの水分や鮮度を充分に保ったまま出荷先に届けることができ、利用後は再生紙にリサイクルが可能なことから、「持続可能な開発目標(SDGs)」の12「つくる責任 つかう責任」の達成にもつながります。
青森県弘前市が提唱する「日本一のりんご産地」を持続するための取り組み内容が「SDGs未来都市」に選定されたことを受け、「SDGs未来都市ひろさき」の文字をパッケージに記載し、新鮮さが感じられる水色をベースに配色しました。
りんご販売部販売課の出雲正人課長は「コスト削減と環境保全に努めながらも、全国の消費者に新鮮でおいしいつがる弘前リンゴを届けていきたい」と話しました。
(松野春香)