消費者との交流を図る「田植え体験会」を開催

　JA京都久美浜支店管内で5月、消費者農業体験「田植え体験会」が開催されました。会場は、京丹後市久美浜町内にある誠農海部（せいのうかいべ）株式会社の圃場です。体験者は、髙島屋大阪店と京都店の「おこめの美米庵」（運営・ライスフレンド株式会社）で、誠農海部株式会社が生産した特別栽培米「竹取物語」と京丹後市産「京式部」を交互に届ける『米作り体験付き福袋』を購入した消費者。京都府内をはじめ、大阪府、奈良県、滋賀県から6家族18人が参加しました。
　体験会では、誠農海部株式会社代表取締役の關（せき）昌弘さんと同JA久美浜支店生産課の職員4人が講師となり、田植え作業の説明と補助をおこないました。關さんは、特別栽培米「竹取物語」誕生の経緯と、細かく砕いてパウダー状にしたタケを肥料に使うことで、地域の課題だったタケに米の生産を支える新たな価値を見いだしたこと、農業全体にたいする思いなどを話し、体験を終えた参加者からは「農業をやってみたいと思っていたので、新鮮で楽しかった」「子どものよい経験になると思い参加した。楽しく体験できてよかった」などの感想が聞かれました。
（芦田慎哉）