ふれあいJA広場
地元米の消費拡大に向け、加工用品種の実証実験に取り組む
- 埼玉県 JA埼玉みずほ
- 2024年8月
埼玉県春日部市は、市と農業委員会との共同事業として「春日部産米を活用した食の新たな地域ブランド創出に向けた実証実験」をおこなっています。実証実験では多収の高アミロース品種で米粉麺加工への適性を持つ『亜細亜のかおり』を作付け。米粉麺などの商品化に向けて開発を続けており、今年で3年めとなります。
その作付けを請け負っているのが、圃場地にある農事組合法人椚(くぬぎ)集落営農組合。9年前に29人で2町6反からスタートし、5年めに法人登記をおこないました。代表の大塚栄一さんは、「米の消費が減少しているなか、米粉のニーズが高まりつつあります。2年間は品種の特性をつかむのに苦労しました。3年めの今年は2年間のデータを踏まえ収量にこだわり、今後は米粉の魅力が市内外に広まるように協力していきたい」と力強く話しました。
(矢嶋祐一郎)