ふれあいJA広場
身近な野草で防災料理教室を開催
- 高知県 JA高知県
- 2024年8月
JA高知県女性部大方支部は6月、ふれあい教室を開催しました。今回のテーマは「防災料理教室」。日本防災植物協会の斉藤香織さんを講師に招きました。
はじめに、斉藤さんが被災地での活動を通して見聞きした被災者の声、食事事情、なぜ防災植物がだいじかなどを聞きました。その後、部員が持ち寄ったシロツメクサ、ヨモギ、ドクダミ、クズ、カキドオシなどを使ってサラダや天ぷらなどに料理。斉藤さんは「花が咲いていない時期もあるので、食べられる植物を花で覚えないように、植物をこすり匂うなど五感を使って見分けてください。日ごろからどうやって食べるか、味わったり知っておくことがだいじ」と話しました。
また、被災後はガスや電気が止まることもあります。火が使えない、調味料もないときの食べ方として、缶詰やふりかけ、スナック菓子を細かくしたものを調味料代わりにしてサラダを作りました。さらに、高橋美千代支部長や谷みち子副支部長らが、よもぎ餅を作り部員のみなさんで持ち帰りました。参加した部員は「やっかいな雑草が、栄養価のある食材に。経済的で体にもいいしおいしい。これで黒潮町は元気になるね」と笑顔で話しました。
(石﨑理恵)