ふれあいJA広場
「乾燥ヨモギ」の出荷で農業所得向上へ
- 新潟県 JAえちご上越
- 2024年9月
JAえちご上越では、組合員の農業所得向上のために、おきゅう用モグサの加工と、健康食品原料として需要が高い「乾燥ヨモギ」の出荷拡大を進めています。中山間地域の遊休農地でも栽培が可能で、地域農業の活性化にも期待できる品目です。JAでは全国でも珍しいヨモギの加工所をもち、出荷されたヨモギからモグサを加工しています。
5月には新規出荷者を募ろうと「乾燥ヨモギ出荷説明会」を6会場で開催し、出荷方法などを説明しました。また、これまで課題だった茎から葉を分けるなどの調製作業を「農福連携」として福祉事業所に委託することで、生産者の生産拡大の後押しもしています。
乾燥ヨモギの需要は、県内外から問い合わせが来るほど高まっています。ヨモギは栽培の労力が少なく取り組みやすい作物。ヨモギをとおして、課題である中山間地域の遊休農地解消をめざしたいと考えています。
(小林小枝子)