ふれあいJA広場
焼酎づくりで遊休農地の再生に挑む
- 鳥取県 JA鳥取中央
- 2024年10月
JA鳥取中央青壮年部は、遊休農地を再生して育てたサツマイモを原料に、焼酎を完成させました。みんなが笑顔になれるようにとの願いと、JAの「とっとりCHU!」のロゴマークを掛け合わせ、「笑CHU!」という名前で販売しています。
4支部139人の部員から成る同部は昨年度、各支部の課題は「荒れた遊休農地対策だ」と一致。個人での解決には限界があるが、部員一丸となって挑戦すれば糸口がつかめるのではと、対策に取り組み始めました。
部員らは省力でも栽培できるサツマイモに注目。焼酎づくりを目標に掲げ、昨年度は5か所約1haで栽培。雑草や獣害にも悩まされましたが無事収穫できました。200kgを地元の酒造会社に持ち込み、甘みのある芋焼酎が完成しました。
各支部では、再生された農地の活用方法として、地元園児とのサツマイモの収穫体験、学校給食向けの野菜の栽培、新規就農者が特産のスイカ栽培に取り組むなど、活動の輪が広がり地域活性化に貢献しています。
(細谷里咲子)