ふれあいJA広場
猛暑を乗り越え、こども園で稲刈り体験
- 奈良県 JAならけん
- 2024年12月
JAならけん五條営農経済センターは10月、1店舗1協同活動の一環として、五條市立きぼうこども園で稲刈り体験を実施。4歳児を中心に計10人が参加しました。この取り組みは、園からの「食育活動の一環として米作り体験をしたい」という要望を受けて毎年実施しているもので、今年で3年めになります。
稲は、6月に園庭に置いたトロ舟3箱で田植えをおこない、JA職員が指導・管理してきました。品種は「ヒノヒカリ」です。今年は猛暑による高温障害で発育が遅れましたが、それでもJA職員の適時指導(日よけの設置や水管理についてアドバイス)により順調に生育。稲刈り体験では、園児らがはさみを使って楽しそうに刈り取りました。収穫した稲はJA職員が持ち帰って精米し、園でポン菓子の実演をおこなう予定です。
JA職員は「みなさんの日ごろの管理の結果、立派なお米ができた」と園児らに伝え、栗山右子園長からは「身近なお米ができるまでの過程を子どもたちに指導や説明してもらい、食育活動として勉強になった。今年は米不足との報道があり、保護者からも米のたいせつさの勉強になる活動だとの意見が多く寄せられ、たいへん感謝している」との話がありました。
(川﨑浩史)