ふれあいJA広場
農業体験で、農業への関心と食のたいせつさを理解してほしい
- 島根県 JAしまね
- 2024年12月
JAしまね西いわみ地区本部と益田市内の農業法人・有限会社赤雁の里(渡邊一行代表)は、市内の小学生や幼児に呼びかけ、年間を通じた農業体験の「赤雁農村歳時記(あかがりのうそんさいじき)」を開催しています。
平成16年に始まったこの取り組みは、米の消費量が激減し減反面積が拡大するばかりで「なんとか米の消費量を上げることはできないか」と、渡邊一行代表の父、哲朗さんと当時のJA西いわみが企画し始めたもの。農作業のうち、田植えと稲刈りを体験することで、「農業への関心と、食のたいせつさを理解してもらいたい」との強い思いがありました。
春の田植えの時期は、田んぼアートづくりや代かき後の田んぼで泥んこバレー、ドッジボール、旗取りゲームなどを楽しみました。秋には稲刈り後、はぜ掛けし天日での乾燥も体験しました。
20年前に始まった農業体験「赤雁農村歳時記」、これまで多くの子どもたちが、いろいろな体験をし学びました。いまやお父さん、お母さんになっている人もいることでしょう。みずから体験した「農業のたいせつさ」を、自分たちの子どもに語り継いでくれることを信じ、今後も活動を続けていきます。
(田中昌秀)